四日市市川島地区と松井ゼミの協創ラボ「高齢社会と地域」の取組(前期)

総合政策学部の松井ゼミでは、四日市市川島地区と「協創ラボ」の提携をしていますが、2015年度は「高齢社会と地域」をテーマに取り組んでおり、前期の状況をご報告します。各イベントの間では、地域コミュニティや少子高齢社会に関する理論学習を行いました。

1 川島地区の高齢化の状況についての学習(4月16日)
川島地区市民センターの伊藤館長から、川島地区の現状と地域コミュニティの組織や活動について学び、今後の進め方について話し合いました。

2 認知症サポーター養成講座の受講(4月30日)
川島在宅介護サービスセンターの伊藤センター長にお越しいただき、認知症サポーター養成講座を全員が受講しました。終了後は全員が認知症サポーターに認定されました。
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3 小山田特別養護老人ホーム「サテライト川島」等の訪問(5月21日)
川島在宅介護サービスセンター(在宅サービス)と、隣接する小山田特別養護老人ホーム「サテライト川島」(施設入所サービス)を訪問しました。初めて見る認知症の方々と話をさせてもらい、サポーター養成講座で学んだことを実体験することができました。
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4 民生委員制度と地域福祉の学習(6月18日)
四日市市社会福祉協議会の藤田地域福祉課長と、川島地区民生委員・児童委員協議会の生川会長をお招きし、地域福祉についての制度や実態を学びました。
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5 川島地区の民生委員グループと認知症サポーター養成講座のための劇の練習(6月25日)
川島地区で実施される認知症サポーター養成講座で上演する劇の練習を、川島地区の民生委員さん有志グループと行いました。役柄の分担は、認知症の高齢者と家庭の主婦は民生委員、子どもたちとお父さんは学生です。劇のシナリオは、川島地区にある特別養護老人ホームを運営している社会福祉法人青山里会が作ったもので、全部で4つのストーリーがあり、それぞれに「悪い対応」と「よい対応」の展開があります。事前に台本を読んでいましたが、実際に演じてみると爆笑の連続でした。
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6 川島地区福祉教室「認知症サポーター養成講座」での劇の上演(7月12日)
川島地区住民を対象にした、川島地区社会福祉協議会主催の「福祉教室」において、認知症サポーター養成講座が行われました。民生委員グループと学生は、練習した成果を発表しました。練習の成果があって、約60人の参加者から大きな拍手をいただきました。この劇を通じて、認知症への理解と、一人の人間として尊重することの重要性、地域社会によるサポートの重要性を学びました。

(悪い例)朝ごはんを食べたのを忘れたおじいちゃんを馬鹿にするケンタ

(悪い例)朝ごはんを食べたのを忘れたおじいちゃんを馬鹿にするケンタ

(よい例)朝ごはんを食べたのを忘れたおじいちゃんと一緒にバナナを食べるケンタ

(よい例)朝ごはんを食べたのを忘れたおじいちゃんと一緒にバナナを食べるケンタ

(悪い例)公園でさまようお隣のおじいちゃんを無視するケンタとツヨシ

(悪い例)公園でさまようお隣のおじいちゃんを無視するケンタとツヨシ

(よい例)公園でさまようお隣のおじいちゃんに、ゆっくり正面にまわって、一緒に帰ろうと声をかけるケンタとツヨシ

(よい例)公園でさまようお隣のおじいちゃんに、ゆっくり正面にまわって、一緒に帰ろうと声をかけるケンタとツヨシ

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全員で挨拶

川島地区での学びで得た「発見」をまとめて前期は終わりました。
後期は、以下のことを行う予定です。
1 このメンバーで地域の小学校で上演(9月30日)
→ 登下校時に高齢者の徘徊に気づいたら、小学生も行動できるようにするため。
地域づくりの見守り活動に協力します。

2 地域のイベントに高齢者とともに参加(11月29日)

3 授業での「発見」や地域の課題について、川島地区の方々の協力もいただきながらゼミ全体で研究する。