鼎塚の整備と島津関ケ原戦跡踏破隊の来訪(8/5)

7月24日の記事で報告しましたが、本COC事業では1人1プロジェクトと協創ラボでグリーンツーリズムによる北勢地域の産業振興と活性化に取り組んでいます。地域資源の見直しの一環として、いなべ市藤原町鼎(かなえ)地区の鼎塚(かなえつか)の整備を地元の方々に提案したところ、熱心に取り組んでいただき、草刈りや冠木門の建立がなされ、史跡が見事に蘇りました。この鼎塚を、57回目となる鹿児島県日置市の「島津関ケ原戦跡踏破隊」が8月5日に来訪し、先祖の御霊に祈りを捧げられたので、ここに報告します。
踏破隊の構成は、中学生1人、小学生11人、指導者5人の総勢17人でした。この日の踏破距離は35キロメートルで、午前8時に南濃町を発ち、猛暑の中を養老山地を越えていなべ市の宝林寺に到着し、休憩・昼食をとったのち、十社、田辺、川原を経て午後4時前に鼎に到着しました。
到着後、直ちに鼎塚を訪ね、冠木門をくぐり、用意された島津ゆかりの花「白菊」を、一人ひとりが塚前に設置された献花台に奉げて参拝し、6年生の成田拓馬君が、用意してきた「祭文(さいもん)」を読み上げました。
昨年までは、踏破隊の行程の中で、いなべ市内は休憩と通過するだけでしたが、島津義弘隊の背進にかかわる鼎塚という史跡を地元の人たちの力で整備を行ったことによって、今回初めて、塚への参拝が実現しました。
鼎を出発するに当たって岩﨑昌弘様(指導者代表)から、「鼎塚を整備していただいて、今回初めて参拝させていただくことができ、大へん嬉しく思います。来年もぜひ参拝させていただきたいので、今後ともよろしくお願い申し上げます」との答礼をいただきました。
鼎地区の方々は、今回の踏破隊受け入れ準備の苦労も忘れて、手を振りながら出発していく踏破隊を見送り、喜び合っておられました。
グリーンツーリズムによる地域の活性化では、地域の方々の主体的な取組みが大切です。今回は四日市大学自然環境教育研究会の長谷川博久様が中心となり、鼎地区との関わりを深め、地域への助言をさせていただきました。今後もこのような活動を継続してゆく予定です。
朝日デジタルの冠木門建立の記事
鼎に到着した踏破隊の皆さん

鼎に到着した踏破隊の皆さん

鼎塚の冠木門の前に整列した踏破隊の皆さん

鼎塚の冠木門の前に整列した踏破隊の皆さん

鼎塚の前で祭文を読み上げる踏破隊の皆さんと、それを見守る鼎地区の皆さん

鼎塚の前で祭文を読み上げる踏破隊の皆さんと、それを見守る鼎地区の皆さん

鼎地区を出発する踏破隊の皆さん

鼎地区を出発する踏破隊の皆さん