COC公開講座を実施しました(11/3)

2016年11月3日(木・祝)に、COC公開講座を実施しました。水俣市立水俣病資料館から、草野徹也副館長を講師としてお招きし、「あなたはどんな未来をつくりますか~水俣病資料館リニューアルに際して」をテーマにご講演いただきました。この講座は、四日市市と本学との協定に基づき、四日市公害と環境未来館との連携講座として実施されました。当日は56人の受講者が会場にお集まりいただき、2時間の間、とても熱心に聴いてくださいました。

草野講師が水俣市職員として運営に携わる水俣病資料館は、それまで「狭い」「暗い」と言われがちでしたが、今年4月にリニューアルされました。明るく、広く感じられるようになった同館について、展示の工夫や、来館者への働きかけについて語ってくださいました。同館は、市内の小学校5年生全員が社会見学で訪れる場所となっており、水俣患者の方の痛みやつらさがわかるように、しかしただ恐怖だけが残るような経験とならないように、様々な工夫をしていることを多数の資料を提示して説明されました。患者が痛みのあまりに大きな爪痕をつけた病院の壁を、来館者が触ることができるように展示したことや、患者の方の在りし日の姿の写真の展示方法に工夫を凝らしたこと、語り部の方の活動など、ユーモアを交えた語り口で、会場を明るくリードされました。「起きてしまったことは変えられない。そこに手を加えるつもりもない。伝えたいのは、ただ、『命の尊さ』です」とのことばに、会場で大きくうなずく方が何人もおられました。

講演に続いて、司会進行も務めた神長唯総合政策学部准教授とのミニ対談を行い、会場からの質問に答えました。終了後のアンケートでは「博物館のコンセプトとして、伝える・伝わることを大切にしていることは良い」「訪れてみたくなった」などのご意見がありました。大変好評のうちに、公開講座は終了いたしました。ご参加いただいた皆様、有難うございました。

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