公害資料館連携フォーラムで学びを深める(12/15)

2017年12月15~17日、第5回公害資料館連携フォーラムが開催されました。四大公害資料館がそろったのを機にはじまった同フォーラムですが、開催地が一巡したことを受け、今年は大阪市立大学が会場でした。今年も、本学から総合政策学部の神長唯教授が参加しました。神長教授は特定プロジェクト(COC-B)の環境教育グループのグループリーダーです。COCの取り組みのひとつに環境教育を掲げる本学の場合、毎年参加することで他地域に関する学びや関係者との交流を深めることが重要となります。

16、17日のフォーラムを前に、15日は西淀川と尼崎の両地域それぞれのフィールドワークが企画されました。大阪市西淀川区に隣接する兵庫県尼崎市も、大気汚染の被害地域です。後者のフィールドワークは、市民運動の歴史や着々と進む環境再生の取り組みなどを実際に現場に赴いて当事者の話を聴ける、大変濃い内容でした。

また、17日の昼休みに当初プログラムにはなかった、5人のユースによるポスター発表も行われました。今回の発表は、10月に募集された日本環境教育フォーラム「公害×SDGs」プログラムに参加し、大阪市西淀川区の大気汚染を現地で学んだ学生・院生たちによるアウトプットです。本学からは、岡田勘汰さん(環境情報学部2年生)が発表しました。岡田さんは、神長教授の担当講義「四日市公害論」「環境と社会」の履修をきっかけに、公害についてさらに学びたいと思い、同プログラムに応募しました。さまざまな出身背景をもつ参加ユースの中で唯一、公害・環境問題を授業で学んでいた岡田さんは、「公害を伝え続けるためのユースの試み」と題したポスター発表を担当し、とりまとめ段階から中心となって動きました。

本学がCOCの一環で強化している「地域志向科目」の履修を通して、地域が抱える課題の解決やよりよい社会に向けて提言をしたりすること志す学生が増えつつあることをうれしく思います。

フォーラム参加者を前に発表する岡田さん