いなべ市川原地区で学生交流会を実施(2/19)

いなべ市は鈴鹿山脈と養老山地に囲まれた扇状地に広がり、豊かで変化のある自然環境があり、伏流水などの水資源も豊富で、それを利用した農業が盛んです。また、近畿圏と東海圏を結ぶ交通の要所として古代から人の往来が多く、神社仏閣や中世の城址などの歴史文化的な資源も無数に存在しています。

いなべ市は、これらの資源を活用し、グリーンツーリズムによる過疎化や高齢化の進む地域の活性化を目指していますが、この動きに合わせて、四日市大学の教員有志(千葉、東村、武本、高橋)が1人1プロジェクト「北勢地域のグリーンツーリズムの拠点づくりのための調査研究」を始めました。協創ラボを作り、四日市大学自然環境教育研究会の研究員(保黒、石田、長谷川)と合同で調査活動を行っています。

今年度は、いなべ市周辺の自然資源、歴史文化資源のリストアップを行い、グリーンツーリズムへの適用を検討します。活性化対象地域については重点的に調査し、学生を参加させて地域の魅力発掘を行います。

この経緯で、平成27年2月19日(木)にいなべ市の川原地区で、地域の方々と本学学生(環境情報学部1年生4名)の交流会を実施しました。当日は20名を超える地域の方々にご参加いただき、地域の魅力と課題について、学生と意見交換を行いました。非常に暖かく迎えていただき、素晴らしい交流会になりました。古老の方から古文書の存在を教えていただいたり、地域で自力で作った野球グラウンドのことや、止む無く放置に至った棚田のことなどもご紹介いただきました。

現在の最も大きな課題は獣害対策で、上記の棚田の放棄も獣害によるものだということでした。地域の生活を獣害が妨げ、各種の法律等の規制で獣(サル、シカ、イノシシ)を駆逐することが出来ず、また山の荒廃が獣を里に近づけ、里の栄養豊かな農作物で獣が成長し増加するという悪循環が起きていることを学生たちは目の当たりにしました。

調査結果については、学生のレポートも含めて年度内にまとめる予定になっています。

学生交流会を始める前の様子

学生交流会を始める前の様子(川原地区センター)

地元の方が「天空の城ラピュタ」と自慢する風景。年に数回、雲海を見られるとのこと。

地元の方が「天空の城ラピュタ」と自慢する風景。年に数回、雲海を見られるとのこと。

東林寺で史跡の説明を学生に行う長谷川研究員

東林寺で史跡の説明を学生に行う長谷川研究員

3年前に放棄した棚田。かつての美しい風景を想像しながら眺めた。

3年前に放棄した棚田。かつての美しい風景を想像しながら眺めた。

地域の皆さんの力で整備した野球グラウンド。今はグラウンドゴルフに使われている。

地域の皆さんの力で整備した野球グラウンド。今はグラウンドゴルフに使われている。