『研究室訪問』 松井教授

松井教授にインタビュー! 

Q研究テーマは何ですか?

市民社会をテーマとしています。松井先生がいう市民社会というのは、NPOやボランティア・住民活動等を総称したものです。先生が大学に入学したのは1975年の国際婦人年。この年に地域の女性団体の集まりに参加して以来、「国民主権」や政治を動かす市民社会のあり方に関心を持っています。また1990年代にイギリスの市民社会を学ぶ機会に恵まれ、以後日本との比較研究も行っています。

 

Qゼミではどんな活動をしていますか?

社会課題を現場で体感し、地域の方々から学び、考えることに取り組んでいます。 3年生: 講座を受けて認知症サポーターになり、連携関係にある四日市市川島地区で高齢者施設を訪問したり、小・中学生の認知症サポーター養成講座で寸劇を開催したりしています。今年度は、大学の「四日市港にぎわい創出プロジェクト」に参加し、四日市港マップ作りにも取り組んでいます。 4年生:3年生での学びを基礎に、市内各地で取り組まれている地域住民による高齢者支援活動を現場取材しています。この成果は地域のNPOが主催するイベントで発表します。

Q四日市大学への思い

さまざまなスポーツに熱中する学生、公務員を目指す学生、人とは違う人生を模索する学生、社会人学生、留学生等、多様な学生がいて、共に学んでいます。それが面白くて好きです。学生それぞれが、私が知らなかった世界を持っており、私自身が学生から学ぶことが多いと感じています。 四日市大学は文部科学省から「地(知)の拠点」に選定されています。 大学と地域との近さもほかの大学にはないものです。四日市市は他の地域と比べて、市民活動が盛んなまちです。自分は地域でこんなことがしたいんだ、という学生のニーズに応えられると思います。

 

Qやりたいことを見つけに来る学生へ

まず社会に出てみてください。現場の人たちの声を聴いてください。そのための手助けはいくらでもします。また、学生時代に一度は海外に行ってほしい(旅行でもなんでもいい)。文化の多様性に気づくことができるでしょう。

 

Q他とは違う自分が気になる学生へ

人間は一人として同じではありません。それに気づけるセンスが大事だと思います。ですから、他人にとらわれず自然に生きればいいのです。また、悩んでいるのは決してあなただけではないはずです。

 

Qおすすめの書籍はありますか?

「君たちはどう生きるか」 吉野源三郎著
「空想から科学へ」エンゲルス著
「吾輩は猫である」夏目漱石著

 

Q学生達への思い

人生にはさまざまな出会いがあります。私もいろいろな学生たちに出会い、いろいろなことを教えてもらっています。
若い皆さんを見る時、皆さんにはこれから長い人生があるなあと思います。誰もが幸せになってほしいと心から思っています。

 

 

ゼミ生 成田光希さんにインタビュー!

 Qゼミ活動を教えてください

ゼミでは色々な現場に行きます。四日市市内の住民の高齢者支援組織である「桜ボランティア協会」、「サロン de 志氐我野(しでがの)」等の現場で、組織が何をしているか調べ、それを通じて今の日本がどうなってるのか客観的にみます。調べているのはボランティア団体ですが、将来、起業や運営をする際のノウハウを学べると思います。松井先生は、学生一人ひとりと真剣に向き合ってくれます。学生の個性を尊重し、理解してくれる方です。松井先生に関わった人は、みなさん感謝していると思います。教員の方々によって経験してきたことは異なると思いますが、松井先生の経験や運営されている事業、価値観、人柄は、松井先生の魅力です。

 

Q サッカー部での経験とその後

僕はサッカー部に所属しています。サッカーについて語れば口が止まりませんよ。点を取った時、勝った時、その快楽は遊びや食では得られないものです。決して応援してくれる人がいることを忘れません。僕は、よりサッカーの高みを目指すために、2年生の時にドイツに留学しました。今は将来の進路を模索しており、海外に再挑戦することも視野に入れています。しかし、もしサッカーを続けるとしたら選手としての寿命は短いです。課題の一つとして、選手人生が終わった後の第二のキャリアをどうするかが挙げられます。サッカーを続けるか、企業への就職を目指すかの選択は、サッカーを続けたいと考える学生の課題だと思います。

 

Q壁にぶつかった時はどのように乗り越えますか?

自分の信念、芯の部分が大切です。壁も芯の部分がしっかりしていれば壊れます。自分と向き合い、自分はどうするか考えること。ぶつかっている時間が貴重だと思います。壁は次第に壊れます。”挫折も財産”です。  また、自分がつきたい土台(目指す地点?)に既に立っている人もいます。その人を超えるために、技術を磨いたり勉強したり、自分にやれることはたくさんあります。自分と向き合うのは、自分自身です。

 

Q大学で得たものは何ですか?

子ども、友達、高齢者等、誰からでも得られるものがあります。良いものは全て吸収しました。友達は、自分では見えない自分を見てくれます。そして助言してくれます。また、自分の考え方と向き合う時間を手に入れました。

 

Qやりたいことを見つけに来る学生へ

旅をしてください。何でも良いので、自分が納得できる、本当に好きなことをしてください。刺激を受けることが大切です。また、自分と向き合い、手に入れた考えを、腹を割って語り合える友達を見つけて下さい。

 

Q好きな言葉を教えてください

一つは「我以外皆我師」です。この言葉は、人は誰からでも得られるものがあるという意味です。  僕の大学生活での座右の銘は「堅忍不抜」です。この言葉は、どんなことがあっても心を動かさず、じっと我慢して堪え忍ぶという意味です。

 

編集後記

-松井先生の取材を終えて-

取材を終えて私が一番印象に残ったのは「他人にとらわれず自然に生きればいいのです。また、悩んでいるのは決してあなただけではないはずです。」という言葉です。私自身、四日市大学に入学するまでに、試行錯誤しながら人とは違う道を歩んできました。大学に入学してからも、自分と向き合いながら試行錯誤し、時には悩むこともあります。大学には様々な価値観、経験をもった学生が集まっています。自分を無理に他の学生に合わせる必要はないと思います。自然に生きればいいのです。私はまだ一年生なので多くの学生を知っている訳ではありません。ですが松井先生曰く、悩んでいるのは決して自分一人ではないようです。

-成田さんの取材を終えて-

取材を終えて私が一番印象に残ったのは「我以外皆我師」という言葉です。やはり、高みを目指し、時には挫折しそれを乗り越えてきた先輩の言葉には、重みがあります。同じ言葉でも発する人によって、その言葉の背景は違います。現在、成田さんは、留学した後に一学年若い学生と授業を受けています。私も社会経験を積んだ後、現在は、一学年若い学生と学んでいます。似た境遇に置かれているので、様々なアドバイスをして頂きました。これから四日市大学を目指す方に、少しでも良い影響を与えられることを願っています。

学生情報局員

景山春菜

 


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